自宅温浴ダイエット
食べる前に入ってやせる
食欲を抑えるためには食事前の入浴が効果的。ゆっくりと長く入ることによって、カロリーも同時に消費してしまいましょう。その際の入浴スタイルは半身浴で。お湯の位置は浴槽の3分の1、おへそから握りこぶし1つ分上までです。
温度を計ってやせる
適温は額が汗ばむ程度の39度プラスマイナス1度がベスト。熱いお風呂だとカロリー消費はありますが、グッタリしてその後何もできなくなってしまいますよ。自分のペースで湯船に浸かり、無理をしないで汗ばんだら出て休憩を入れてください。
水をしっかり飲んでやせる
温浴後はたくさんの水を飲んでしっかり水分補給をしてください。水分が不足すると尿が濃縮され、腎臓を悪くする可能性もあります。電解質のナトリウムやカリウムを含み特に体内に吸収されやすいミネラルウォーターを飲みましょう。普通の水にごく少量の塩を入れてもいいですね。また、入浴後の飲み物は常温のものにすることがポイント。湯上り直後に冷たいものや熱いものを飲むと胃に刺激を与えてしまうので注意してください。
自宅温浴ダイエット
半身浴
一般的な深い浴槽であれば、湯船に3分の1くらいにお湯を張ります。
全身浴で深い浴槽に入ると約560kgの水圧を受けることになります。しかし半身浴であれば、水圧も2分の1に減るので、圧迫感がなく心臓にも負担をかけずにすみます。
半身浴は、全身浴と違って長く入っていても苦しくならないため、長時間の入浴が可能です。長くお風呂に入れば入るほど、その間に血液がまんべんなく体内を回るから、体の芯まで温まります。
ただ、冬場はお湯から出ている部分が寒いという欠点も。首だけ出してふたを閉めたり、蒸気で暖かくするなどの工夫をしてみてください。
反復浴
42度以上の熱いお湯であれば反復浴がオススメです。反復浴はその名の通り反復してお湯に浸かることで、全身浴で3分間入って5分間休む、また3分間入って5分間休むの繰り返し。これを何回か繰り返せば新陳代謝も高まります。
銭湯のように熱い湯のところでも、半身浴と同じ効果を得られることができます。一般的にクアハウスでは指導者のもと温度管理ができていますが、銭湯ではお湯の温度が熱すぎるところが多いようです。おそらく熱いお湯好きの日本人の文化でしょうね。熱いお風呂の場合は小刻みに反復浴をしましょう。
寝湯
数ある入浴法の中で一番理想的な入り方が寝湯。お湯の温度は38度くらいが最適です。また浮力で体が軽くなりリラクセーションにはもっとも効果的。自宅ではなかなか難しいかと思いますが、大きなお風呂に入った際には手足を伸ばし、浮力に身を任せて浸かってみてください。
自宅温浴ダイエット
効果1 ぬるめのお風呂に長く浸かってカロリー消費でやせる!
温浴ダイエット最大のポイントは、無理をせずじっくりとぬる目のお湯に長く浸かることです。入り方では寝湯がベストですが、できない場合は半身浴でも構いません。40度のお湯に20分、38度であれば30分入ってみてください。個人差はありますが、だいたい70??100kcal消費することができます。これは25分間ウォーキングしたのと同じ値になるのです。
即効性を求めて、熱いお湯に我慢しながら入る方もいらっしゃるようですが、これでは心臓に負担をかけているだけで、健康的な入浴法とはいえません。よく温泉で熱い湯に浸かったあと、グッタリした経験はありませんか? その時は「日ごろの疲れが出たんだ」と思うかもしれませんが、それはまったくの錯覚。ただ湯疲れしてしまっただけなのです。
温浴することは心も体もリラックスできることが最大の魅力なのですから、体には負担をかけず、自分のペースで入ることをオススメします。
効果2 空腹を抑えることで摂取エネルギーが減ってやせる!
温浴ダイエット最大のポイントは、無理をせずじっくりとぬる目のお湯に長く浸かることです。入り方ではダイエットがうまくいかない原因のひとつに、食べすぎがあげられると思います。
温浴することによって、カロリーを消費するだけでなく、食欲を抑える効果もあります。お湯に浸かることで、皮膚の血管が拡張し、胃腸の血管が縮小していきます。
この働きによって胃の動きが止まり、食欲が減少するのです。食前に入れば食べ過ぎることもなくなると思いますよ。一度試してみてはいかがでしょうか。